欠かすことができない福岡の薬剤師求人

「自筆」が大原則だ。
冒頭の言葉は「退職願」とする。 「退職届」は「願い出て許可される」経緯を無視したきつい表現となるし、「辞表」は俗称。
いずれも避けたい。 文書の書き出しは「私儀」とし、最初の行の下に書くのが望ましい。
これで会社へのへりくだりを示すことになるからだ。 「私儀」のかわりに「私事」「私は」としてもいい。

退職理由は簡潔に「一身上の都合」と書くだけで十分。 具体的なことは口頭で伝える。
宛名は必ず会社の最高責任者である社長名とし、それ以外であってはいけない。 このほか、退職を希望する年月日、届け出の年月日(必ず提出日とすること)は明記し、部署名と捺印を忘れないことである。
様式例を参考に誤りのないようにしたい。 転職希望者と面談する機会があると、私はよく「転職先が決まるまで生活はどうします」と聞いてみる。
すると8割は「退職金と雇用保険で…」と判で押したように答える。 それを聞いて私は「それで本当に大丈夫ですか」と必ずそのつど問い直すことになってしまう。
倒産とか業務縮小などによる会社都合退職ならともかく、こう答える多くの場合が、みずから退職を申し出る自己都合退職者なのだからよけいに不安は増す。 そもそも退職金や雇用保険は会社都合と自己都合では、支給率には雲泥の差があるのだ。
に10年勤務では10カ月、15年で15カ月という退職金指数があるが、これはあくまで一般会社都合。 自己都合では、現実に半額以下という場合も出てくる。
ところが、この点が意外に頭になく、企業それぞれの退職金規程を読もうともしないで、受け取ってからその少なさにがくぜんとする人がよくいる。 また、雇用保険も会社都合と自己都合で、支給の開始時期がかなり違う。
手続き後にそれを知っておろおろする人が多いのも困ったことだ。 転職活動中の生活費は、どちらかというと会社勤めのときよりもよけいにかかる。
資料や文具の購入から書類用の写真、交通費、また健康保険の継続・加入による保険料などすべて自腹。 これを考えると退職して再就職を志すには、十分な自己資金(貯蓄)がどうしても必要になる。
ずばりいうとその額は、これまで退職者を見てきた私の経験から、生活費の6カ月分、しかもそれが最低限である。 精神的なゆとりも考えれば、一年分の軍資金は用意して退職すべきで、自己資金もないまま一時の感情に走って辞めるなどはもってのほか。
先のあてもなく辞め、ローンの支払いを迫られて、しかたなくその返済をサラ金に負ったために、納得のいく転職どころか、一家離散の辛酸をなめることになったという悲惨な例もある。

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